2013年 11月 20日
★『RIKENON XR 50mm f2(前期型)』 試写!!!
「和製ズミクロン」
「プアマンズ ズミクロン」
とも言われ、一部で人気のレンズだ。早速、作例をご覧頂こう。
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■OLYMPUS E-PL1 + RIKENON XR 50mm f2〔前期型〕(1978)
どうだろう。
このレンズは、1978年 RICHO の 激安一眼レフ サンキュッパ(39,800円)が売りの「XR500」の標準レンズとして売られていたものである。
(参考:「NIKON FE」の1978年発売当時の価格は 69,000円(ボディーのみ)、 CANON AE-1 81,000円(FD50mm F1.4SSC付き) )
単体価格でも 9,000円 という格安レンズ。
だがどうだろう。今でも十二分に活躍できる要素があると思う。
1枚目のハーレダビットソンの細かい梨地描写などは、なかなかのものだと思う。
「和製ズミクロン」
「プアマンズ ズミクロン」
の名も伊達ではない。
それは数値的にも証明されている。
53、54の欄を見比べて欲しい。見劣りしていない。(昭和34年のズミクロンが数値的には最高のようですね。)← しかし、よく表を見ると、このレンズの数値も飛びぬけてすごい訳ではない。 ← やはり、価格の安さが驚きにつながっている。というのが正解か。
「ニコンカメラの小(古)ネタ」さんから拝借
・元ネタページ
http://nikonfan.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/50mmf2-59b9.html
金属系の描写は文句なしに得意のようだ。
しかし、7-10 のように花だって撮れない訳じゃない。
前期型は最短撮影距離が 0.45m なので(後期型は 0.6m)結構寄れるし、寄れば 9枚目のように解像力を発揮した写真も撮れる。
7枚目のように ボカしてハイキー調の色味も悪くない。(結構、好きだ。)
解像力が高く、コントラストも出るレンズのようなので、いろいろと使えそうだ。
ただ、9枚目にあるように、時にはボケがうるさくなることもあるようだ。
○ボケ味テスト
(被写界深度の違い程度しかわからん作例になってしまった。。。)
f2(開放)
f4
f8
個人的には、なかなか気に入りましたね。
「FD50mmf1.8」 より いいかもしれない。
(でも「NIKKOR 50mm f1.4」の方がいいような気はする。)
さて、みなさん、そろそろお値段が気になってきましたか?
こんかいご提供する(しないですが^^;)この「RIKENON XR 50mm f2(前期型)」
ずばり!!!!
『2,001円(送料込)』
なのであります。
〔アダプターが、1,980円(送料込)というオチはありますが^^;〕
今、これ以上の描写をするレンズも少なくないと思いますが、価格・性能 共に、なかなか魅力的なレンズなのであります。
というご紹介でした。
同じく和製ズミクロンとの呼び声があるAuto NIKKOR.H 50/2と
確かに数値が凄く似ているんですね。これも良いレンズですし。
私はそう信じてF2前後のレンズを試しているのです(笑)
アウトフォーカスを見るとガウスらしい二重ボケですね。
若干絞る方が良いと思いました。
「NIKKOR 50mm f2」は、f1.4持ってるから+やっぱNIKONはそれなりに値がつく。という理由から持ってなかったりしますが、これもいいレンズですか。と聞くと。。。(笑)
>Toward wellさん
確かに、開放よりは、f4以上の方が画質がグッとしまるような印象がありました。
>sakura51136さん
ありがとうございます。
これらの写真は、レンズは 1978製ですが、カメラは OLYMPUS のミラーレスカメラだったりします(^^;
でも、それでも、旧いレンズの味わいが少しはあるのかな。と思います。
そうそう、安くてもうまい。と某牛丼のような感じでいきたいですね。
ただ、マイクロフォーサーズでは 100mm なのが、やはり難点ですよね。
α7 なんかだと、常用にしやすいのですが(^^; ← それには資金が足りないし、安いの条件が崩れますがハハハ
>foxfotoさん
そうなんですよ。和製ズミクロンという名前を聞いて、是非手に入れてみようと思った次第なんです。
そして、期待を裏切らぬ いい描写 でした^^
自動的にフルサイズなんですから。