2014年 12月 26日
★これは★ビックリ。1963年製「ミノルタ ROKKOR-SG 28mmf3.5 Φ67mm版」レンズテスト
とおっしゃることなかれ、まあ、話だけでも聞いていってよ。おにいさん。
さて、このレンズ、横から見てよ。
1963年で、ですよ。
なんで、こんな平凡なスペックで、なんで Φ67mm にせなあかんねん。と私 常々疑問に思っており、なんとか入手するチャンスを得たんですよ。
このレンズ、現存数が少ないんですよね。市場に多いのは Φ55mmの方。
こちらも ROKKOR-SG なんで、レンズ枚数うは同じはずですが、さあ、果たして写りはどうなのか??
早速、試写結果をご覧ください。
■SONY NEX-5D + ROKKOR-SG 28mm f3.5 Φ67mm版
どうですか??
・コントラストの良さ
・非常に優れた解像力
・繊細でやさしい描写
・抜けのいい画
文句のつけようがないと私は思うのですが、いかがですか?
この画のために 前玉が Φ67mm なんですよ。
後期版の 前玉 Φ55mm とは性能が圧倒的に違います。参考までにご覧ください。
・前玉Φ55mm版
http://nikonf3.exblog.jp/i101/
これとて悪くないのですが、でも、圧倒的に違いますよね。
初期物 Φ67mm版 は、まさに妥協なしに、最高の性能を目指して造られたのだろうと思われます。
この時代、フィルターの値段がものすごく高く、ましてや大口径フィルターはなおのこと。
同時期、NIKON では 前玉を できるだけ Φ52mm に抑えていましたし、(下記、参考資料 文中に:・・・フィルターも他のニッコール・オートと全て共用できます。とある。 )
そんな時代に Φ67mm ですからね。
後に、営業サイドからの圧力があり、多少性能は犠牲にしてΦ55mm に設計変更されたのではないか?と予想します。(画を見て、その推論は大きく外れてはいないだろうと思っています。)
そんな事情もあり、短命に終わった本レンズ、市中に出回った数は、かなり少ないようです。Y!でもあまり見かけない。
あまり数がないもんで、評判になっていないこのレンズですが、1960年代にして、この高性能というのは、本当に素晴らしいですよ。
「MD ROKKOR 28mm f3.5」
で、性能的にはひけをとらない手ごたえはあったものの、比較した際、こっちは使わないだろうと予感したので、キャッチ&リリースすることにしました。
でも、いいレンズです。これ。
こっちの方が好みかなー??(笑)
凄い良い写り!!
職人気質の妥協の無い作りなんでしょうね。
当時はさぞかしお高かったでしょう~
私より年上だ・・・(;・∀・)
このレンズなかなかいいですよ。一眼レフが出たてのころですから、どんなレンズであっても高価だったと思います。それだけに魂込めて開発されているようなそんな気がします。
といいつつ、手放してなすが(^^;
レンズって、半世紀前にはほぼ完成の領域に到達していたように思えます。
コメントありがとうございます。新しいレンズも新しいレンズなりに改良されているんでしょうけども、オールドレンズもなかなかのとのだと感じてます。道具好きで始めた写真なんで、いろいろレンズ使って楽しんでます。