さて、X-E1。
最初は、
2015年11月に買ったんですよね。Fujiの X-Trance CMOS の出す色ってのがどんなものか、と興味があったので。
その後、
2016年2月 家の近所の家電量販店で現品限りの処分価格で売りに出ていた
X-M1 に乗り換える。(X-E1 が結構大きいことと、背面液晶のチルトがないことが不満だったので)
ただ、X-M1 は、小さいということについては気に入っていたものの、カメラ自体の質感の低さとAF性能がどうしようもないことが不満だった。
X-T1 自体は、今時点、非常に気に入っている。
NIKON D7000 の代替としての位置づけも求めて買ったが、その期待に十分に応える AF性能、連射性能 を持っていると感じているし、失敗できない写真を撮るときは、我が家のラインナップでは、X-T1を持ち出す。気持ちの上では、エース機種だ。
〔α7R は、我が家では、オールドレンズの母艦としての位置づけで、純正AF対応のレンズがないため、AF性能、連射性能を求めるときは、X-T1なのだ。 → X-T1 でロケ班した結果、何mmで撮るのが適当か。などが決まったあとは、α7Rで勝負することもあるが。〕
機械としては、2012年発売の X-E1 と 2014年発売の X-T1 では、もうまったく別ものと呼べるくらいハードとして進化している。
が、でてくる画は違うのよねぇ~。と。
いやね、NIKON、CANON とは明らかに違うし、Fujiの色。という部分では明らかに独特の世界観はある。が、X-E1の画と比べると、NIKON、CANON 寄りになっていってると思う。コントラストを高めた仕上がりというか。
対して、X-E1(Pro1)は、Fujiが威信をかけてデジタルカメラ業界に参入する際の『意思の塊』だったはずなんですよね。
これまでの Fujifilm がフィルムを販売開発するなかで得たノウハウをすべてつぎ込んで、デジタルカメラでフィルムのすべてを再現すべく創り上げた成果物。それこそが、X-Pro1 であり、X-E1 だったはずです。
その後の機種たちは、正味のところ、Fujiの意思を少し離れ、カスタマーの意見を取り込んでいったものでしょう。
NIKON、CANON と比べてどうか?連射性能は?AF性能は?と。
それは、市場に出す製品としては正しいが、本来の「志」の強さ、濃密さという点では Pro1、E-1だろう。と。
この ↓ 感じが出せないんですよ。
■Fujifilm X-E1 + XF35mm f1.4
で、2017年12月、約2年ぶりに X-E1 を買い戻した。と。
さて、改めて撮り直した X-E1 の写真を。特にどうということのない日常写真なんだけど。
■Fujifilm X-E1 + XF35mm f1.4(すべて開放 f1.4)Raw → ストレート現像(2枚目のみ、少しシャドー上げ)
どうですか?
うまく言えないんですけど、どことなく みずみずしさ があるというかね。繊細さがあるというか。
やっぱ買い戻してよかったかな、と思います。
機械としては、新機種に及ぶところはないですが、画は勝負できますよ。↑《余談》ちなみに、Sigma のカメラを使っている人は、X-E1 使っても、さして我慢は必要ないと思います。dp1Q との比較ならほとんどストレスなく使える動作性能はありますので。
ちなみに高感度性能は、X-E1 まだ現状でも戦えそうです。下3枚 ISO3200 で、加工無しですからね。
あっつ、でも、X-E1は買い増しなので、X-T1も継続して使いますよ。我が家の動態担当は、X-T1ですから。運動会では、必須ですし。